大学院コース(修士・博士)
修士課程で平成29年度から開講される「ライフステージ別がん専門リハビリ療法士養成コース」では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の資格を持つ方を対象とし、従来の必修科目に加えて、「リハビリテーション医学」「がんのリハビリテーション学」を学びます。がんリハビリテーションに関して、ライフステージごとに異なる知識・スキルや病期(急性期、回復期、地域生活期)に応じた実践方法を習得し、がんチーム医療の中でリハビリを実践する臨床能力を身につけるとともに、腫瘍リハビリ医学に関する臨床研究を実践する能力を身につけ、指導的役割を担うリーダーを育成します。
博士課程において本プログラムを選択した大学院生は、初年度にがん医療の基盤的知識及び幅広いがん治療に関する講義を受講するとともに、2~3年次には複数の診療科やがんプロ連携施設をローテートし、多様ながんに対する化学療法、分子標的療法、放射線療法、低侵襲外科、緩和医療・リハビリなどを実地で経験することになります。4年次にはがん患者の治療計画をリーダーとして立案遂行する訓練を受け、専門的知識と技術を磨くとともに種々学会等のがん治療関連の専門医の受験資格を得ることを目標とします。平成30年度から設置される「がん先端医療研究コース」では、高尚な倫理観とリーダシップを持ち、がんゲノム解析を医療に実装できる人材を育成します。適切な遺伝情報の取り扱いや患者や家族への対応を学ぶことから始まり、がんの病因遺伝子の探索、変異によるがんの機能変化の解析、ゲノム解析に基づく先端的ながんの臨床試験の立案と新規治療開発などについて学習します。
将来、彼らの活躍によって、がん対策基本法の目指す「がん治療の均てん化」、つまり日本中どこでも、いつでも均質ながん治療を受けることが可能となります。がんプロ大学院を修了した者は、がん医療のリーダーとして、最先端のがんチーム医療を世界中で展開することが期待されます。
修士課程
研究科等名 |
医学研究科 修士課程 |
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専攻名 |
ライフステージ別がん専門リハビリ療法士養成コース |
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募集人数 |
若干名 |
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修業年限 |
2年 |
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授与する学位 |
修士(医学) |
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受験資格 |
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募集要項 |
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受験締切等 |
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概要 |
博士課程
研究科等名 |
医学研究科 博士課程 |
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専攻名 |
医療科学系 |
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分野名/コース名 |
臨床研究学 |
がん先端医療研究コース |
臨床腫瘍学 |
内科系臨床腫瘍医養成コース |
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外科系臨床腫瘍医養成コース |
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放射線治療専門医養成コース |
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緩和医療専門医養成コース(精神神経科学/麻酔学) |
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リハビリ専門医養成コース |
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臨床医学物理研修研究コース(医学物理士養成コース) |
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募集人数 |
若干名 |
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修業年限 |
4年 |
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授与する学位 |
博士(医学) |
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受験資格 |
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受験締切等 |
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募集要項 |
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概要 |