緩和医療
現状の問題点
- がん治療医の多くがその重要性を認識しながら、薬剤への知識の不足や誤解などで十分な効果を上げられていません。
- 欧米と比べ、緩和医療の普及の遅れが問題となっています。

全病期にわたる,個別的かつ集学的な苦痛緩和の実践
本大学の緩和医療チームは以下の三つの役割を担っています。
- 身体的な疼痛緩和および精神的な苦痛への対応
- すべてのがん患者さんおよびご家族が適切な医療および援助を受けられるように,その患者さんおよびご家族が必要としている治療および援助手段をコーディネートし,同時に適切な手段にアクセスできるように橋渡しを行います
- 院内の治療チームや地域医療を対象としたコンサルテーションを行います
慶應義塾大学病院では,伝統に基づく広域のネットワークと,10年かけて構築してきた緩和医療の実績を生かして,よりよいがん医療を提供できるようにサポートを行っています。