慶應義塾

がん治療を担う専門家の養成を行い、地域医療レベルの発展に寄与し、医療連携構築を行います。

慶應義塾大学 大学院 医学研究科 多様な新ニーズに対応する「がん専門人材(がんプロフェッショナル)養成プラン

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がんプロフェッショナルとは

世界標準がん治療の実践とさらなる発展を目指して

河上 裕 教授 国立がん研究センターにより公開された最新のがん統計予測によると、がん罹患数は2016年に初めて100万人を超えて約101万人に、死亡数は約37万人になるとされています。高齢化社会から超高齢化社会へと進むと共に、がんの罹患者数と死亡者数は増加を続け、2025年にはがん多死社会が到来します。一方、子供の病死原因の第1位ががんであること、そして働き盛り世代においても死因の40%はがんであることより、小児がんや、希少がんを含む難治性がんの画期的な治療法の開発が期待されています。近年、次世代シークエンサー(Next Generation Sequencer:NGS)解析などの著しい進歩により、ゲノムやその他の生体分子情報が精密かつ迅速に分析されるようになり、がん医療現場においても網羅的な遺伝子解析を基に、個人の詳細な情報をベースにした精密な個別化医療が中心になると考えられています。

 慶應義塾大学は、平成19年度から5年間、北里大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、 山梨大学、首都大学東京、聖路加看護大学、信州大学、東京歯科大学とともに、がんプロフェッショナル養成プラン「南関東圏における先端的がん専門家の育成―患者中心のチーム医療を牽引する人材養成の拠点づくり―」を推進し、大学院医学研究科にがん治療専門医療人材養成のための枠組みや、がんに限定しない様々な臨床分野における医療人材の育成プログラムを立ち上げました。平成24年度からの5年間では、本学が中心となり、国際医療福祉大学が加わった10大学で、第2期がんプロ(正式名:がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン)として、「高度がん医療開発を先導する専門家の養成」を推進しました。「基礎研究とトランスレーショナル研究(TR)の推進」、「がん患者のQOLを向上するための人材育成」をスローガンとし、高度で質の高いがん医療を担う人材育成を目指して大学院コースの更なる充実を図りました。

 平成29年度からは、第3期がんプロ(正式名:多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)養成プラン」)が、東京医科歯科大学、秋田大学、国際医療福祉大学、聖マリアンナ医科大学、東京医科大学、東京薬科大学及び弘前大学と連携した「未来がん医療プロフェッショナル養成プラン」としてスタートしました。「ゲノム医療従事者の養成」、「希少がん及び小児がんに対応できる医療人材の養成」、そして「ライフステージに応じたがん対策を推進する人材の養成」を3つの柱とし、各大学の有するネットワークを共有し発展させていくことで、未来志向のがん医療者を養成することを目的としています。本学においては、大学院修士・博士課程と5つのインテンシブコースを設定することによりプログラムを充実させました。

河上 裕

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