慶應義塾

がん治療を担う専門家の養成を行い、地域医療レベルの発展に寄与し、医療連携構築を行います。

慶應義塾大学 大学院 医学研究科 多様な新ニーズに対応する「がん専門人材(がんプロフェッショナル)養成プラン

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がんプロフェッショナルとは

ニーズを見極め、将来を見据えたがん治療の実践と人材育成

青木先生.jpgのサムネール画像 国立がん研究センターの最新統計によると2017年にがんで死亡した人は37万人(男性22万人、女性15万人で、2016年に新たに診断されたがん(全国がん登録)は99万例を超え(男性56万例、女性43万例)に到達しました。がんは高齢者に発症が多い特性から、人口の高齢化に伴って、罹患者数の増加持続が見込まれると共に、今日では小児期、AYA(adolescent and young adult)世代と呼ばれる思春期や若年成人、そして働き盛りの年代といった、それぞれのライフステージの特性に合わせた治療戦略や対策が求められてきています。例えば小児がんや、希少がんを含む難治性がんの効果的な治療法の開発が期待されていますし、また単なる救命に留まらずAYA世代での妊孕性を含めた将来設計とのかかわり方にも適格な方向付けが求められています。さらに次世代シークエンサー(next generation sequencer:NGS)解析などでゲノムやその他の生体分子情報の精密分析はますます身近なものになり、個人の網羅的な遺伝子解析等から得られる詳細な情報をベースにした新たなアプロ-チががん医療現場でも始まりつつあります。 慶應義塾大学ではこういった情勢を鑑み、がんプロフェッショナル養成講座を次のように展開して参りました。

 2007(平成19)年度~:がんプロフェッショナル養成プラン「南関東圏における先端的がん専門家の育成―患者中心のチーム医療を牽引する人材養成の拠点づくり―」を推進。北里大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、 山梨大学、首都大学東京、聖路加看護大学、信州大学、東京歯科大学とともに、大学院医学研究科にがん治療専門医療人材養成のための枠組みや、がん治療に限定せず広く臨床分野における医療人材の育成プログラムを立ち上げました。
 2012(平成24)年度~:本学が中心となり、第2期がんプロ(正式名:がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン)として、「高度がん医療開発を先導する専門家の養成」を推進しました。「基礎研究とトランスレーショナル研究(TR)の推進」、「がん患者のQOLを向上するための人材育成」をスローガンとし、高度で質の高いがん医療を担う人材育成を目指して大学院コースの更なる充実を図りました。このときから国際医療福祉大学が加わり10大学で展開されています。
 2017(平成29)年度~:第3期がんプロ(正式名:多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)養成プラン」)が展開されています。「未来がん医療プロフェッショナル養成プラン」としてスタートしました。「ゲノム医療従事者の養成」、「希少がん及び小児がんに対応できる医療人材の養成」、そして「ライフステージに応じたがん対策を推進する人材の養成」を3つの柱とし、各大学の有するネットワークを共有し発展させていくことで、未来志向のがん医療者を養成することを目的としています。

 本学においては、大学院修士・博士課程と5つのインテンシブコースを設定することによりプログラムを充実させました。また、東京医科歯科大学、秋田大学、国際医療福祉大学、聖マリアンナ医科大学、東京医科大学、東京薬科大学及び弘前大学と連携しており、連携校間での人的交流、教育機会の相互提供を可能としています。

青木 大輔

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